力仕事でもある介護職の仕事は、利用者と繊細なやりとりが必要になるため精神的にも身体的にも負担の大きい仕事といえます。そのため「もっと収入が上がったらいいのに」と思っている介護職の人は多いかもしれません。

しかし、嘆いていても給料は変わりません。収入を上げるためには少しコツが必要なのです。

まずは資格取得です。最初に取得するべきなのは「介護職員初任者研修」です。これを取得しただけでも収入は3万円弱上がる可能性があります。その後「実務者研修」「介護福祉士」とキャリアアップしていくと収入もどんどん上がっていきます。

夜勤の回数を増やすのも収入アップにつながります。夜勤手当はだいたい1回につき5000円から7000円ほどになります。もし今の職場が夜勤のないところで収入アップを目指したいなら、夜勤のあるところに転職するとかなりの収入アップが見込めるのではないでしょうか。

また夜勤専門スタッフを応募しているところもあります。日勤が混ざるよりも体内リズムは崩れにくいかもしれませんし、毎回夜勤手当がつくので収入の上がることが予想されます。

長く働き続ける人を収入アップで応援する制度も色々あります。「特定処遇改善加算」もそのひとつ。介護福祉士を取得後10年間勤務した人の収入を上げていくという施策です。それ以外でも介護業界は1年2年働いただけでも収入が上がりやすい職場です。少しずつなので時間がかかってしまうかもしれませんが、がんばった分収入が上がっていくのは嬉しいことですし、モチベーションも上がるのではないでしょうか。